HIBINO NAOKO illustration

Diary

〈読んだ本〉猫語の教科書 (ポール ギャリコ著/ちくま文庫)

「人間の家をのっとる方法」や「魅惑の表情の作り方」、
「別宅をつくってしまったときのルール」など、
猫が書いた猫のための指南書を本屋でみつけて驚いています。
人間様が猫を家に住まわせて、かわいがってやっていると思ったら大間違い。
読み進めていくと全くの正反対で念入りに仕組まれたすじがきどおりに
お猫様の都合のよい行動をするよう人間がコントロールされているらしいのです。
「猫から感謝されている!」という人間の虚栄心を満たしてやるために
ゴロゴロと喉をならしたり、食べ物をもらったらにゃあとないて
「慈善を行う聖人」の気分を味あわせてやったり、
猫のあらゆる仕草が人間を支配するための秘技だったとは。
布団の中に入る事や広げた新聞の上でくつろぐことを許し、
扉を前足でたたけば開けてやる。
これらすべては猫の奴隷になるように仕向けられた、人間征服計画の第一歩らしいのです。
にゃんとも!

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