HIBINO NAOKO illustration

Diary

隣戸との間にある「非常の際に破る仕切り壁」の隙間

集合住宅のベランダで饅頭ををむしゃむしゃ食べたり本を飲んだり植木を愛でたりする日々ですが、自室のベランダの左側にある「非常の際に破って隣戸へ非難するための仕切り壁」の下部隙間から、左の隣人の足がチラリチラリと見えるので、やや緊張しながらすごしています。ベランダに敷物をしいてゴロゴロと過ごしているこちらの姿だってまるまる見えているに違いない。右側の仕切り壁を右の隣人がブロックかなにかでぴっちり塞いでいるのを真似て左の隙間を覆ってしまえばよいのだけど、それはどこか宣戦布告に似ていてご近所付き合いに摩擦が生じる気がするし、そもそもできるだけ少ない持ち物で暮らすことを目指している私がこのような些細なことで「塞ぐための何か」を所有するのは信念に反するし、日当りの都合があるので植木鉢を移動させてそれを目隠しにすると植物が病気になろうし、そもそも破ると避難通路となるその壁は避難の障害となるものを置いてはならないと住宅管理規約にある、それでも植木の枯れ葉などがひらりと飛んで隣戸のご迷惑にならないための有効策かもしれないなあ、というわけで神様に「左隣の人が根負けして、規約違反にならない程度の何かで塞いでくれますよう。できる限り早急に。」と祈ることにしました。

ベランダガーデニング