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書籍 触常者として生きるー琵琶を持たない琵琶法師の旅ー[お仕事のこと]

文化人類学者、広瀬浩二郎先生のご著書「触常者として生きるー琵琶を持たない琵琶法師の旅ー」(伏流社刊)の装丁画を描かせていただきました。デザインは、langDesignの浪本浩一さん、触れる図(点図)の設計は点字・触図工房BJの小川眞美子さんです。

広瀬浩二郎 触常者として生きる みんぱく広瀬
13歳のときに失明した広瀬先生は、国立民族学博物館でどんな立場のひとも一緒に楽しめる博物館・美術館「ユニバーサル・ミュージアム」の実践的な研究をしていらっしゃいます。
「触常者(視覚に頼らないで暮らしている人)と見常者(視覚に頼って暮らしている人)の異文化間コミュニケーション提案」を題材にした内容にあわせて、見える見えないに関わらず楽しめる表紙になるように広瀬先生と制作チームとが時間をかけてアイデアを出し、かたちにすることができました。すこしかたい内容の論稿も読みごたえがありますが、先生の日常を綴った章はユーモアいっぱいで電車や人ごみの中で読むと、吹き出してしまうのでご用心。おもしろくてかっこいいおじさんの新著、ぜひお手にとって「触れる表紙」もお楽しみください。

広瀬先生が所属する国立民族学博物館では2020年秋の特別展「ユニバーサル・ミュージアム――さわる!“触”の大博覧会」と企画展「見てわかること、さわってわかること――世界をつなぐユニバーサル・ミュージアム」を開催予定です。
2020年9月3日(木)~12月1日(火)